ごきげんよう。先日は宝石茶会にお越しくださり、ありがとうございました。
茶会の際に部員が説明しましたが、改めて当日に使用した掛物の紹介をいたします。
今年の掛軸は2年生のA.AさんとE.Iさんが制作しました。
中央の言葉は「碧血丹心(へきけつたんしん)」といって、中国の故事が由来の熟語です。碧血は青い宝石、丹心は誠意や真理などの意味を持ち、中国の王が切腹しその血が3年経って青く美しい宝石に化したというお話から、誠意をこめておもてなしをさせていただこうという意味を込めて床の間に掛けました。
左右の絵は、この故事の内容をイメージして、中国内陸部にある壮大な岩肌から宝石のように煌めく太陽と海がのぞいている風景を描いたものです。掛軸の制作は今年初の試みで、例年とは違って鮮やかな色が床の間に見え、茶室が華やかになったように感じました。
顧問 豊田