ごきげんよう。
3月28日(火)に旧古河庭園内のお茶室で3年生を送る送別茶会を開催しました。
本格的なお茶室を前に、部員の顔には期待と不安が見えました。普段の部活動では置炉を使用しているため、「炭を熾して灰の上に置き、釜を掛ける」という準備の工程を興味津々な様子で見ていました。
亭主は随分と緊張し、普段の稽古通りとはいきませんでしたが、堂々とお点前ができていました。庭と障子一枚で接している茶室は少し肌寒く、釜から湯気が立ち上って大変風情がありました。
お菓子は青柳さんが茶会の趣旨を考え、練切で「葉桜」をご用意してくださいました。干菓子は両口屋是清の二人静を使わせていただきました。
あいにくの雨で風炉先屏風を持っていけませんでしたが、茶道部員20名と卒業生6名という大人数が一つのところに集まって茶会を開催し、無事に終了できたことは、部員の自信に繋がったのではないでしょうか。
顧問 豊田